「吸血鬼ドラキュラ」(1958)の日本語吹替
当時の録画(あるいは録音)テープを、持っている人は持っているということなんでしょうけれど。矢島正明さんの声も若々しい。来宮良子さんも、後々の恐ろしい声の印象からは、ちょっと遠い感じ。
それにしても、全編をみる(聞く)ことは不可能なのだろうか。この吹替を収録したブルーレイを早く出してもらいたいところだが、ワーナーには出す気がないのだろうか。となると、どこかの独立系メーカーが頑張るしかないのだろうが…。
日本公開版と本国版(及び米国版)は編集が違う
と言われていて、日本版はずっと幻だったのだがブルーレイにはそれが収録されている。復元版ブルーレイ発売に至るまでの経緯は、個人史ではあるが、石田一さんのお話が大変興味深い。モンスタージンの創刊号に詳しいのだが、もう品切れなのが残念。(石田一さんは、お体の具合はどうなのだろう。あまり芳しくないのだろうか。モンスタージンも、創刊号と2号とで刊行がストップしたまま。体調を回復されて、また続きを出せるようになるといいのですが…。
しかし復元版が完全版かというとそういうわけでもない、という比較がこれ。
細かいところで、復元版には収録されていないカットがあるんですよね。
今のところ、国内で一番きれいな画質のものは、昨年イマジカBSで放送されたもの、ということになるのだろうか。あれはあれで良かったけれども、やはりブルーレイで出して欲しいよ。お願いしますよ。