眠りながら歩きたい ver.3

映画、ドラマ、小説、漫画などの感想や、心に移りゆくよしなしごとについて書きます。

黒川芽以出演 「それっきりだった」 感想

アップは8分を過ぎた辺り。

「68FILMS」だとか「東京少女」だとか「侍ショートフィルム」とか、当時を知らない人間には、今となっては何が何だか判りません。放送されたのは2004年の2月14日ということらしく、この頃はまだBS-TBSではなく、BS-i

脚本・監督は古厩智之。学生の頃の、言葉に出来ないもやもやとした感情が行き交う様子が、淡々と切り取られており、古厩監督の諸作品と同じ空気が流れている。どこかノスタルジックな感じがするのは、作られてから10年以上経っているせいもあるだろうが、それよりもやはり古厩演出ゆえと思われる。

しかし、学ラン姿の黒川芽以か…。時代が時代で、またもっと人気があれば、カンコー学生服のCMに出演…という世界もあったのかもしれない。などと思いながら、微笑ましく見てしまう。

武田航平とは、このあと2005年の「怪談新耳袋」で、女癖の悪そうな男と、彼に食われそうになる女子という役柄で再共演している。最近、再放送してくれないな。一頃は、またやってる…という感じだったのに。乞う、全話再放送!