BSプレミアムで放送された「プロジェクトA2」が早回し版だった。

2017年4月25日に放送されたBSプレミアムの「プロジェクトA2/史上最大の標的」だが、早回し版であった。以前、イマジカBSで「プロジェクトA2」の吹替版が放送された際、早回しになっていたことに大いに不満を憶えたものである。

イマジカBSで放送された早回しは、吹替版だけだったと思われるが、今回はノーカット字幕版の方。始まった途端、主題歌のピッチがおかしいと気付いたのは、イマジカBSのときと同じ。気のせいだろうと思われる人もいるかもしれないが、番組の録画時間が1時間43分、映画のランニングタイムは1時間45分である。明らかにおかしいだろう。

イマジカBSとBSプレミアム(や他の有料チャンネル)の映画が被っているのは、よくあることである。何社かがお金を出し合って権利を買っているのかもしれないし、権利会社が売りに出したものを同時期に購入したのかもしれないし、本当に偶然に被っているだけなのかもしれない。が、有料チャンネルで放送される映画が、順繰りに動いていく様子はたびたび見かけるものだ。

「プロジェクトA2」は、フォーチュンスターが権利を持っていると思われるが、ここに早回しのマスターを売りつけられたということになる。イマジカBSでの吹替え版も同様。つまり、イマジカもNHKも同じことをされて、そして中身のチェックをせずにそのまま放送しているということである。イマジカはその後、新たな素材を手に入れて再放送したが、NHKはそこまでのことはするまい。というか、「プロジェクトA2」は、これまでにNHKで何度も放送されていると思うのだが、そのときも早回しだったのだろうか。だとすれば全く反省も改善もする気なし、ということになるが…。さて。今月、そして来月のBSプレミアムの映画は、なかなかに充実しているだけに、このようなつまらないミスでがっかりさせないでほしいものだ。