眠りながら歩きたい ver.3

映画、ドラマ、小説、漫画などの感想や、心に移りゆくよしなしごとについて書きます。

Amazonビデオの中に「ベストフレンズ」をみつけた

国内ではDVD化されていない「他人の眼」をamazonビデオで見たことは、既に書いているが、他にもないのかなと眺めていたところ、「ベストフレンズ」をみつけた。

キャンディス・バーゲンジャクリーン・ビセットの主演で、ジョージ・キューカーの遺作。今となっては、キューカーの名前もすっかり忘れられてしまったが、女性映画の名匠と言われた大監督である。双葉十三郎先生も大変褒めておられたので、永年気になっていた作品だった。画質はおそらくよろしくはないだろうが、昨今なかなか見る機会はないのでは。

「すみれは、ブルー」も。不具合でか、購入(999円)しか表示されないけれども、レンタルもあります。

こちらはジャック・フィクスが妻のシシー・スペイセクを主演に撮った恋愛映画。大変、地味な映画(双葉評では「平凡な出来栄え」とあまりよろしくない)だが、これもずっと気にしている映画ですな。因みにフィクスは、テレンス・マリック、ブライアン・デパルマ、最近はポール・トーマス・アンダーソンと組んでいる。

そして「ホッファ」

これがDVD化されていないとは意外だった。全米トラック運転組合の委員長だったジミー・ホッファの生涯を描いた映画…だが、一種のマフィア映画でもある。ジャック・ニコルソンが濃い芝居でマフィアと手を組んでのし上がっていくのである。それだけで充分ではないかという気がするのだが。好きな映画なんだけど。

DVD化はされているけれど、マイナーすぎて、誰も買っておらず、レンタルもしていなさそうな映画というのもある。マイナーというには少々気が引けるけれども「ドレッサー」はそんな一本かも。ピーター・イエーツアルバート・フィニーなんですけどね。

全然知らなかった映画として「追跡」という作品も。ブレーク・エドワーズのサスペンス。リー・レミックが出ていると知れば俄然みたくなる。

そして誰もいなくなった」の2度目の映画化「姿なき殺人者」も。

つらつらとこうして書いているのは、レンタルショップに行っても、DVDがないものや、置いてあるかどうかも判らないこれらのマイナーな映画が、現時点で、199円でレンタル視聴出来るから。わたしがみたときは300円だった「他人の眼」も、今なら199円だ。見られないと思っていた映画が、こういう形で、まだ見られるという喜び。もちろん、NetflixやHuluにも、これらの作品はあるかもしれないけれども。いやむしろ、もっと充実しているかもしれない。ま、それならそれでよろしいじゃないか。わたしは自分のいる範囲内であれこれと愉しみたいだけだ。この小さな喜びを、判ってもらおうとは思わない。そこまで不遜でもない。が、もしかすると、同じようなことを考えている人も、日本に3人くらいはいるかもしれない。自分とその3人に向けて、この記事は書きました。