眠りながら歩きたい ver.3

映画、ドラマ、小説、漫画などの感想や、心に移りゆくよしなしごとについて書きます。

R.I.P. 中島春雄…


中島春雄氏死去の報。88歳。肺炎で、となっているが、ご病気か体調を崩されていたのではなかろうか。

在りし日の中島氏を偲んで。

もしかすると、これが最後のインタビュー映像なのか。


1983年に中島氏が最後にゴジラを演じたとき、とある。雑誌「宇宙船」のために撮影したものらしい。83年なら、もう「宇宙船」は買っていたと思うのだが、こういう記事や写真に記憶がない。確認しようにも「宇宙船」はもう手元にない。捨ててしまいましたので…。最後に映っている女性は、外川祐さんのように見えるので、おそらく「宇宙船」関連ではあるのだろう。いずれにせよ珍しい映像なのでは。
⇒追記(2017.8.14.) その後、よくよく確認してみると、押し入れから「宇宙船」を発見。思い出深い、買い始めたvol.13からvol.39(数冊抜けているが)までを残していた。上記の映像は、vol.16に「ゴジラ誕生日おめでとう特集」のひとつとして「Mr.G 中島春雄VS.破李拳竜」と題した企画のものであった。興味がある人がいるとも思えないがあえて書いておくと、「宇宙船」は季刊誌で、年4回の発行。vol.16は秋号で、ゴジラの誕生日となっている11月3日に合わせて、この特集が組まれている。内容は、中島氏からゴジラの演技指導を受けてみよう、というもの。アトラク用の着ぐるみながらも、中島春雄直伝のゴジラの動きを、破李拳竜ともども読者も学ぶのである。堂々4ページにわたり、コミック風の読み物となっており、なかなか楽しい。読み返して、確かにこの記事あった!(当たり前だ)と再確認した。そして、映像の最後に出てくる女性が外川祐さんだと書いているが、あれは中島氏のお嬢さんだったということも判った。適当なことを書いてんじゃねえや、と自分を戒めるためにもそのまま残しておく)。
⇒追記(2017.11.3.) さらなる追記。上記の中島氏のゴジラ映像は、「三大怪獣 地球最大の決戦」のDVDの特典映像である、中島春雄×破李拳竜の対談の中に収録されている。特典って意外と見ていなくて、ここにあったとは、全然知らなかった。ちゃんと見ないとダメだねえ。


中島氏は多くの怪獣、怪物の中で演技をしているのだが、ゴジラ以外で強烈な印象を残しているのは、やはりガイラではなかろうか。大きく手を広げて威嚇するようなポーズ、機敏に動き回る姿、とにかく恐ろしい。

ゴジラが好きだという人間にとって、その名前は決して忘れることはない。本当にお疲れさまでした。どうぞ安らかにお眠りください。