「アメリカン忍者」をみた! 1月4日(金)の日記
今年はたまりにたまっているDVDを少しでも見るようにしようと誓い、では何を見ようかと迷って、年の初めから重いものはどうか、出来るだけ軽いものがいい、と思って選んだのは『アメリカン忍者』。
確かに軽い映画だったけれども想像していた以上に軽かったのでびっくりした。いやショー・コスギの『ニンジャ(別題:ニンジャⅢ転生ノ章)』はもうちょっと面白かったように思ったが、監督も同じサム・ファーステンバーグだし、これくらいだったのか…。主演のマイケル・ダディコフは別にアクションが抜群に優れている俳優ということでもなく、むしろもっさりとした動きでそこはどうにも盛り上がらない。だからというわけでもないが、ダディコフのフィルモグラフィが2002年で止まっている。もうやめちゃったのかなあ。そう思うと勿体ないような気もしないでもないようなってこともないような…。色々突っ込みながら見るしかない映画というのが世の中にはあるもので、この作品などはまさにそうやってみることによってのみ輝く作品であろう。いや、中には本気で好きな人もいるかもしれないから、頭ごなしに、くぅだらない映画!とは言い切れないけれども、でもやっぱりくぅだらない。ニンジャ映画って奥が深いなと思ったよ…。
しかしながら、85年製作と思えば、その時期のアメリカ映画の能天気な楽しさがあるのは間違いない。こういう映画をのんびりとゴールデン洋画劇場とかで見ていたのだ。80年代ももう充分、ノスタルジーな範囲に入ってしまった。完全に後ろ向きで生きて行ってもいいかもなあ。