「たべるダケ」第1巻 1月11日(金)の日記
『たべるダケ』(高田サンコ/小学館)1巻を読んだ。
本当にたべるだけ。話らしい話なし。そこが潔い…のか?こんな女の子、本当にいたら変だろう。人の生活に突然割って入って、タダ飯を乞い、うまそうにたいらげて去っていく。しかし共に過ごしたその瞬間を、皆、新たな人生の始まりのごとく受け入れ、晴れやかな顔で彼女を見送るのである…。シンプルですなあ。お気に入りの話は第1話の就職活動がうまくいってない青年の話、食堂で飯食ってるオヤジ連中も一気にヒートアップするのが燃える。さわやか過ぎるラストにも泣ける。あと、夏の浜辺でバーベキューに精を出す寡黙な男が焼くはまぐりの話。これもさわやか!
食とセックスは同じもの、ということで、妙に食べる表情がエロいのもいい。『花のズボラ飯』でもそうだけど、こういう描写は典型であっても外さないでほしいもの。
たべるダケ 1 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
- 作者: 高田サンコ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2011/11/30
- メディア: コミック
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