眠りながら歩きたい ver.3

映画、ドラマ、小説、漫画などの感想や、心に移りゆくよしなしごとについて書きます。

装甲巨人ガンボット 危うし!あべのハルカス

ご存じでしたか、ガンボットのことを。大阪芸術大学映像学科の皆さんが、川北絋一監督の指導のもと撮影した、特撮ロボットドラマ。全4話で、本日(25:25〜40)放送分が第3話。先週は放送がなかったから、一瞬焦ったよ(テレビ大阪HP→http://www.tv-osaka.co.jp/onair/summary/progid=1229500/)
製作母体の関係上、ままならぬこともあろう。そもそもが、講義のひとつとしての模擬撮影が始まりらしいので、お金に関してはしょうがない部分もあるだろう。が、色々な制限はあろうが、まごうかたなき、日本特撮の黄金パターンが展開しているので、みていてうれしくてニコニコ。前回、ガンボットが空中を(飛行ではなく)移動する場面では、スーパーメカゴジラが移動するときの再現のようで、少しぐっときた。

関西ローカルな空気もたまらない。南河内方面に隕石が落下というのもたまげるが、出現したロボット、デスレッドが破壊するのが富田林一帯というローカルっぷりにクラクラする。自衛隊信太山から出動するんかねえ。あべのハルカスが危ないと言ってるくらいだから、最終決戦は天王寺で、ということになるんだろうが、梅田や難波ならともかく天王寺か!というのもまた、ローカルすぎて燃える。予告には、天王寺公園側からみたカットとかある(市立美術館ごしにガンボットが!)。たまらんなあ。それにガンボットの武器がミサイルマイトて!「流星人間ゾーン」じゃないですか!
出演者の芝居は、演技が出来る人と出来ない人の差がありすぎて、どうしていいのか、おっ?と思うところもあったりするが、そんな危うさも含めて愉しく見ている。研究チームにハングルを話している人が一人いたけれど、あとの人はみんな日本語。えっ、それ通じてるの?と思ったのだが、あれはどういうことか。全員が日本語とハングルが判るのか、自動通訳装置みたいなものがあるのだろうか。
因みに、あべのハルカスというのは今年オープンしたビル。日本一背が高いビルなんですよ。大阪の新しい観光スポットなんですけど、関西圏以外では知らない人の方が多いでしょうね…。芸大のスカイキャンパスがここに入っていて、ドラマ部分の一部も、ここで撮影されています。
追記:みました。やっぱりどうにもしょうがないよね、予算のことは。バンク映像も使われているし、残念な感じは否めない。悪く言うつもりもないんだけど。あとはもう、センスとこだわりの問題になるなあ。となるとますます厳しくなるか。とはいえ、ハルカス前でのロボットのドツキあい、というのは、技術的なあれやこれやとは別次元で燃えますなあ。