眠りながら歩きたい ver.3

映画、ドラマ、小説、漫画などの感想や、心に移りゆくよしなしごとについて書きます。

ゴジラ新作は、庵野秀明総監督、樋口真嗣監督(兼特技監督)に決定

エイプリルフールのネタではないのか、と半信半疑になってしまうが…。
当ブログでも、ないとはいえないのではないかと、まあ消極的ではあるが庵野秀明の起用も想像していた。というのは、庵野秀明には、かつてスタジオジブリで怪獣映画を撮るという噂が実際あったから。その話しは結局流れたようだが(後に「巨神兵東京に現る」で実現した、と言えなくもない)、アニメの監督が実写で怪獣映画を撮る可能性があることは、そのときから頭に刷り込まれてしまっていたのだろう。

記事によれば、2013年の1月に打診をうけ、最初は断ったものの、3月には思い直して引き受けると決めた、と。5月には描くべき主題を決め、6月には企画書を提出、プロット等の作成を開始、とある。2年前の今頃、庵野秀明は大きな決断をしていたのだ。樋口真嗣監督の熱意に動かされ、とあるのだが、ということは、樋口監督も同時にオファーがあったということなのだろうか。当初は特技監督だけだったのかもしれないけれど。でも実績として「のぼうの城」(犬童一心と共同監督)があるし、最初からその線で、ということだったのかもしれない。

撮影は今秋よりとなっており、公開は2016年夏。製作期間短くないか…。まあ、2年前からプロジェクトが進行していたのであれば、下準備はそろそろ済むか、大詰めというところか。あとは撮影するだけの状態かもしれないけれど。特撮は一歩先にスタートしているとか…。いやいや樋口監督は、今「進撃の巨人」のポスプロの真っ最中なのではないのだろうか?(まだ撮影している可能性も…)庵野監督だって「シン・エヴァ」を作ってる最中。これは今年の冬公開予定。本当に撮れるのか?という具合なのだが…。掛け持ちしないのなら、「進撃の巨人」の後編が9月公開なので、特撮班が秋から撮影開始。「シン・エヴァ」の製作終了を待って、本編は冬くらいから撮入、ということになりそうだが…。ギリギリな感じ。掛け持ちでやっても、やらなくても、かなりしんどそうだ。監督二人は盛り上がって、無理でもやる!くらいの気持ちになっているかもしれないけどねえ。

今回の監督二人制が、どういう形のものになるのかは、まだ不明。樋口監督が現場で撮影したものを、庵野監督がチェックする、みたいなものかもしれないし。それだと、庵野監督が後から入っても、問題ないのかな。実際のところはどうなのか、素人には全く判らないが、相変わらずの過酷な現場になりそうな予感。

気になるのは、東宝という会社は、誰に向けてどんな映画を作るつもりでいるのかということ。子供向け?ファミリー向け?大人の観客向け?それともオールラウンダー的な映画?一番の不安はそこだな。個人的に、東宝のやることを信じていないので。