「エースをねらえ!」エンディング「白いテニスコート」2バージョン聴き比べ!
Dlifeで、毎週金曜日の夜7:30から放送中。久しぶりに見ているのだが、懐かしいし、やっぱり面白い。「なんであんなに絵を止めるの」と言われると、あれが出崎統演出の真骨頂なのだ、と語ってしまうのを止められない。絵は止まって、そこに命を刻んでいるのに、愚かな人間の口先からはぽろぽろとだらしなく言葉が漏れる…。自制心が欲しい。
エンディングが2種類あることは知られているが、まずはレコード版。
続いてテレビ版。
そもそも2種類のエンディングがある理由は、テレビ版を録音したあとに、リテイクされてレコード版が作られた、と。しかし放送では差し替えが間に合わず、そのまま流したためらしい。とはいうものの、イントロ部分は差し替えされているのは何故。このねじれは一体…。
ちなみ2年前に発売されたCDに収録されているというテレビ版のフルサイズは初収録…これは欲しい。
- アーティスト: 三沢郷,大杉久美子
- 出版社/メーカー: SOUNDTRACK PUB
- 発売日: 2013/03/07
- メディア: CD
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それにしても、レコード版が先でテレビが後だと思っていたけれど、逆だったんだなあ。レコード版も、これはこれでいいのだが、どうしたってテレビ版の印象が強いので違和感を覚えるな。
アニメそのものも面白い。物凄くドラマティックでいいな。第2話で驚いたのは、どうして自分が選ばれないのか理由が判らないという音羽さんに、宗方コーチが言うんですよ。
「お前のテニスは、お蝶の真似だ」
コーチが、生徒のことを、お蝶っていう?「竜崎の真似だ」だったから判るんだけど。音羽さんの側に立って言えば、確かにお蝶かもしれないけれども…。コーチなりに気を使っているのか。それとも勢いで、言ってしまったか…。みていて、えっ、と思ったよ。あと、尾崎がスポーツ刈りみたいな角刈りみたいな髪型なのも衝撃的だし…。まあそんなことは上げ足取りみたいでどうでもいいんだけど。もうひとつ驚いたのは、今見直すと、ひろみを心配するマキの姿に泣けるようになっていたこと。昔はマキの存在がうっとうしかったんだけど、凄く友達思いでいい子だなあ、と。一生懸命、ひろみをフォローする姿が愛おしい。
出崎統といえば、「ベルサイユのばら」がBSプレミアムで5月6日(水)の午後6:30から放送開始!これも愉しみですな。
因みにDlife、金曜7時からは「アタックNO.1」もやっていて、こっちもついでというとなんだが、見ています。作画的には古いけれども、ドラマの濃密さでぐいぐい見せますな。それにトムス・エンタテインメントは、リマスターをちゃんとやっているので、新作のごとき画面のクリアさがうれしいです。