眠りながら歩きたい ver.3

映画、ドラマ、小説、漫画などの感想や、心に移りゆくよしなしごとについて書きます。

「ビッグ・マグナム77」がDVD化→追記:BD-Rが特典ディスクとして付属!

4月27日発売。映像文化社から。

この予告は傷だらけのフィルムの具合がいい感じ。昔は、サンテレビの昼間や深夜にこういう状態の映画をよくみたものだ。

妹が巻き込まれた連続殺人事件を追う、執念の鬼刑事の活躍。見せ場は中盤(だったと思う)の延々と続く(印象の)カーチェイス。ボコボコと車をぶつけあう臨場感が、生々しくて最高。派手なアクションに注目されがちだが、昔みた印象では、映画全体は地味で陰気なサスペンス映画だった。それが子ども心には不満だったのだが、さて今みるとどんな感じだろうか。

主演がスチュワート・ホイットマンというのが渋い。圧倒的な男臭さを感じる。映像文化社にはこの調子で、ジョージ・ケネディの「狼たちの影」も出してもらいたい。ゲイル・ハニカット、ティサ・ファローという女優陣も嬉しい。監督は、マーティン・ハーバートとなっているがアルベルト・デ・マルティーノのこと。イタリアの大職人監督。音楽はアルマンド・トラヴァヨーリ。吹替が入っていれば最高だったのだがなあ。

追記:
残念ながら吹替収録は叶わなかったが、開けてみると、特典ディスクとしてBD-Rが付属するという映像文化社ならではの、不思議なおまけが健在だったのは嬉しい。ちょろっと再生してみたが、どうみても(当たり前だが)ブルーレイの方がきれいであった。DVDの方は、動きの激しい場面では、少し残像感というか、ぶれる感じがあった。まあわたしの購入したものの不具合かもしれないし、再生機との相性が悪い可能性もあるけれど…。BR-Rというのは不安だが、見られる限りはこちらで見ることになりそう。特典ディスク付きは初回販売分のみという噂(あくまでも噂だが)も聞くので、どうしてもブルーレイで欲しい!という方はお早めに。