眠りながら歩きたい ver.3

映画、ドラマ、小説、漫画などの感想や、心に移りゆくよしなしごとについて書きます。

『Z〜ゼット』1巻(相原コージ/日本文芸社)をよむ

相原コージが描くということは、ゾンビマンガであってもギャグと下ネタは避けて通れるものではないのだが、しかし全体としてはこれはかなり真っ当なゾンビもの。しかも今まであまりお目にかかったことのないシチュエーションによる話もあったりして、そこはギャグ漫画家とストーリー漫画家(こんな言葉今もあるのか?)の視点の違いゆえではないかと思う。ギャグが絡まないシリアス風味が強い話にも、皮肉な笑いというか、薄く冷ややかなユーモアがあるのも素晴らしく、とても面白く楽しく読んだ。この面白さは出来る限り、何も知らない状態で接した方がよいと思うので、このへんで。それに何を書いてもネタばれになりそうなので。