眠りながら歩きたい ver.3

映画、ドラマ、小説、漫画などの感想や、心に移りゆくよしなしごとについて書きます。

映画・懐かしTVCM 「孔雀王」(1988)

記憶だけで書きますが…。

三上博史は、英語で芝居出来ると聞いて出演を決めたのに、実際には広東語と日本語が入り乱れる現場で、最終的には日本語に吹替えると聞いて、やる気を失ったとか。監督のラン・ナイチョイが、英語がうまく話せないようで、コミュニケート出来なかったとか。また、撮影現場も、日本のように段取りがきちんと取られていないアバウトなもので、それについても苦言を呈していて(これらは、当時のキネマ旬報のインタビューで読める)、結果として、香港側スタッフから三上氏は大変評判が悪かったそうな。

しかしながら、三上博史がやる気がないことと、映画自体の出来は、全く関係がないとは言い切れないが、基本的には関係なかろう。劇場公開時に大阪・OS劇場に観に行ったけれど、なんとも微妙な気持ちになったものである。撮影時、ユン・ピョウは怪我をしていて、アクションがあまり出来なかったらしいというのもがっかりポイント。リュー・チャーフィーはかっこ良かったんだけど…。

主題歌は、ロクサーヌの「バーニング・スルー・ザ・ナイト」。

曲自体は大変かっこいいのだが…。OPクレジットに流れるにもかかわらず、重なる映像が、安田成美が出勤する場面という違和感。大音響で聴くロクサーヌは、ちょっと寂しかった。