眠りながら歩きたい ver.3

映画、ドラマ、小説、漫画などの感想や、心に移りゆくよしなしごとについて書きます。

今日の「ごきげんよう」のゲストは斉藤由貴と南野陽子だった。

初代と二代目のスケバン刑事、という括られ方をされることがあるが、二人がいっしょの番組に出ていることは、実はそうはない。比較的、珍しいツーショットである。内容的には、斉藤由貴に対して気を使う南野陽子、しかしそれをものともせずに天然ぶりを発揮する斉藤由貴、という、みる前から想像していたものが眼前に展開し、非常に満足した。

特に、「スケバン刑事Ⅱ」の撮影も後半の頃、突然斉藤由貴が、南野陽子の家に遊びに来た、という話が異様で可笑しかった。共通の友人がいたこともあり、それで、ということらしいが、斉藤本人もどうしてそんなことを思い立ったのか、そして何をして、いつ帰ったか、それらの記憶がないらしい。南野さんは、夜の10時頃に電話を受け、それから訪問され、しかし別に仲がいいわけでもないので会話は盛り上がらず、「今度また、ちゃんと会いましょう」みたいなことをいうと、「もう、いい…」といって帰っていったという。斉藤さん、えーっ、と恐縮していたが、それをもフォローする南野…。なんていい人。そして恐るべし斉藤由貴…。素晴らしい。

番組後半で、質問コーナーがあり、「初めてキスした俳優さんは?」という問いがあった。南野さんは「哀川翔」という答えだったのだが、斉藤さんは「したことがない」という答え!昔から、そういうことはしたくない、と事務所にも言ってたらしい。ええっ、そんなはずないだろ、と思ったが、はたと思い当たるのは、彼女はモルモン教徒だった、ということだ。そういうことに厳しいことで有名なのか、そういえば以前、ジム・カヴィーゼルがやはりモルモン教徒で、あまりに敬虔過ぎるのではないかと、共演の女優(だったかな)から文句が出ていた、という話を聞いたことがある。50前にしてキスシーンをやったことのない女優、と聞くと、ちょっと変な感じがするが、理由が判れば、特に何ということもない(違うかもしれないが)。

なかなか愉しくみられたな。「極上空間」とかにも二人で出てくれたらいいのにな。