眠りながら歩きたい ver.3

映画、ドラマ、小説、漫画などの感想や、心に移りゆくよしなしごとについて書きます。

「シャーロック・ホームズの素敵な挑戦」「人造人間クエスター」「世紀の怪物/タランチュラの襲撃」「国際諜報局」のDVDが廉価再発売!

マニアックな仕様でファンをうならせるDVDメーカー・スティングレイから発売されていた、「シャーロック・ホームズの素敵な挑戦」と「人造人間クエスター」の2作品が、契約切れの後、NBCユニバーサルから再発売。再発売版は、特典は削られているようだが日本語吹替は収録されている模様。それだけでも充分である。

予告はどちらもスティングレイ版。

シャーロック・ホームズの素敵な挑戦

「人造人間クエスター」

以前だと「パワー・プレイ」もスティングレイの権利切れのあと、パラマウントから廉価で再発売されたことがあった。大手メーカーが商売にならないと見限った作品を中小のメーカーがコツコツと地固めして発売し、権利切れになると「わざわざ出すということは、少しは買う人間もいるということか」と考えるのか、元々の権利を持つ大手メーカーが廉価で再発売する…という図式だろうか。ユーザーからすれば、正規ルートの廉価盤というのは何にも増してありがたいものだが、一方で中小メーカーの地道な奮闘が踏みにじられるようにも見えて決して愉快な気持ちにはならない。

「タランチュラの襲撃」はSPOから発売されていたが、この調子でいくなら「宇宙水爆戦」あたりも期待したくなる。「国際諜報局」はジェネオンから出ていた。こちらは後にジェネオン・ユニバーサルとなり、現在はNBCユニバーサルになっているので権利は残っていたのかも。TSUTAYAの復刻シネマライブラリーが「10億ドルの頭脳」の契約を締結したらしいのだが、もしかしたらそちらの発売が視野に入ってきているのかもしれない。それに合わせての便乗商売…ということであっても全然かまわない。こんな傑作が簡単に見られないことがおかしいので。因みにあと「誇り高き戦場」も廉価再発売。こちらはキングレコードから出ていたようだ。

しかしジャケットデザインが、まんまなのはどうなのか。色々と事情はあるのだろうが、恥ずかしいだろうな。人のふんどしで相撲をとる、みたいな感じがしてならないが…。