眠りながら歩きたい ver.3

映画、ドラマ、小説、漫画などの感想や、心に移りゆくよしなしごとについて書きます。

もう一度みたい映画 その5 「ブルージーンズ・ジャーニー」

「ブルージーンズ・ジャーニー」は1974年の映画。監督はディック・リチャーズ。主演はアラン・アーキンサリー・ケラーマンとマッケンジー・フィリップス。二人組の娘っ子に銃で脅され、無理矢理車を運転させられるアーキンの受難。だが次第に、打ち解けあっていき…というロードムービーだった。

予告をみると、やってることのろくでもなさに笑ってしまう。愚かな人たちだが、見終わるころには、愛おしく感じてしまう。映画の…というよりも、物語の愉しさ、か。これもずいぶん前にテレビで、2度ほど見たっきり。とても感激したのだが、それももうおそらく20年以上も前の話し。今みても、何か心に受けるものはあるのだろうか。あるだろうな…。「小さな恋のメロディ」を今でも好んでみるくらいだから。わたしの中では、昔の映画が、まだ過去のものにはなっていないのだ。たぶん。

この映画のことなど、覚えている人間なんていないだろう、と思っていたのだが、検索してみると結構…というか思っていた以上に、語っている人がいることを知る。おそらく同世代の人たちだろう。皆、同じように、いい映画だなあ、としみじみと喜んだのだろうな。アメリカでもDVDになっていないようなので国内盤はさらに望み薄。せめて英語字幕入りのDVDでも出てくれれば…。

外国映画の日本公開はこれからどんどん先細りしていくだろう、という意見をたまに読む。必然的に国内盤DVDの発売が見送られるケースも増えるだろう。なので、英語字幕を半分くらい読みとれるようになった方がよい、とも聞く。半分読めれば、内容は、ます理解出来るそうだ。そうか、それならそろそろそういう方向へシフトしていくのもいいかもな、と思う昨今。