眠りながら歩きたい ver.3

映画、ドラマ、小説、漫画などの感想や、心に移りゆくよしなしごとについて書きます。

「ルパン三世」 第1話 感想

ルパン三世」第1話。ルパンが結婚!という幕開けは、なかなか愉しい。中身の方も、安定の面白さ。逆に言うと、取り立てて新鮮なものはないということになる。エロっぽさもバイオレントさもほとんどなく、正統派なアクションものという感じ。これなら深夜枠ではなく、7時台でやった方が良い。というか、やるべきなのだが、もはや日本テレビには、そんな気は全くないようだ。言い訳は色々言えるだろうが、そういうことにはもう飽きているので、受け付ける気は無い。

第1話をみる限りでは、1話完結のようだ。ミセスルパンとなったレベッカは、せっかくのキャラクターなのにこれだけで終わるのは勿体ない。と思ったが、ラストで含みを持たせた表情を見せている。気になる。まだあとから出てくるのかも。作画的にも文句をつける気は無いのだが、後半の立体起動装置もかくやという場面を始め、スピード感に欠けているのは、あまりアニメアニメさせないための、意図的な演出なのだろうか。

キャラクターデザイン的にも違和感なし。ルパンのジャケットがブルーになっていることや、銭形のコートがかなり赤っぽいくらい。次元、五右衛門、不二子にはほとんど変化なし。声の方は、栗田貫一はかなり独自のルパンになって来た感じで、まあ納得。他も皆お馴染みの面々なので安心してみていられるが、ただひとつ、小林清志さんはさすがに辛くなってきた。そろそろご勇退を進言してもよろしいのではないか、と思うのだが…。今も固辞されるだろうか。ナレーションとか、他のお仕事では頑張っていただきたいが、次元大介には、もう少し力と低音が欲しい。小林氏の声だけがこもって聞こえるのだが、録音の人は、調整とかしないのだろうか。すると失礼にあたるという配慮なのだろうか。良いアニメを作る方を優先するか、偉大な声優に気を使うか。色々と難しい。

OPには大野雄二のいつものルパンのテーマ。なんだかんだ言っても、これを聴くと安心するなあ。エンディングはなんと石川さゆり。これがなかなかはまっていてかっこいい!いい感じです。

第1話はなかなか面白かった。次回も愉しみに出来る。